2010/12/05

GUNDAM PROJECT

以前、お台場に設置されていた巨大ガンダムを見に行った人は多いと思うが、そのときも見に行かなかった。というのも、実はガンダム世代なのにも関わらず、実際にガンダムは初代のガンダムを映画でしか見た事が無く、テレビアニメになったときには観ていないし、それ以降のガンダムシリーズについては全然見た事が無かったからである。ガンダムといったら、アムロやシャーが出てくるのは知っているし、マチルダさんあたりくらいも知っているのだが、その後に出てくるようなキャラクターのことなんか全然分からないので、お台場に出来たときに、絶対行かねばならないというような気持ちに全く起こらなかった。あとは、お台場なんかに出来たら、単純に人がまた混むだけだからいやだなと思っていたことも、ガンダムを見に行かなかった原因の1つであろう。

それでみかん狩りに行く際に「ガンダム見る?」といわれた時に、確かにバンダイの工場がある傍に出来たことは、podcast 等で知っていたが、別にあんまり興味が無いなと思っていたのだが、実際に見に行ってみて、その迫力にかなり吃驚してしまった。気づいたときには、ずっと写真を撮っている自分に気づいた。

ガンダムが立っているのは、静岡駅の隣駅である東静岡駅傍にそれは立っている。駅から直接ガンダムが建っている広場にもいけるので、電車で行くのが一番楽だろう。他県から見に行く人も多いと思うのだが、まともに駐車しようと思ったら、駐車するスペースはない。駅前の駐車場に停めるのが一番良い。もちろん金は掛る。
昼間にガンダムを見に行くのも良いのだが、やっぱりライトアップをされているガンダムを見るのが一番良い。見映えがする。そして、カメラ撮影はどこからでもできるのだが、高台に立って正面からガンダムを背景に写真を取れる場所がある。ここでは持っている携帯やデジカメを使ってガンダムとの写真を撮ったほうが良いのだが、プロのカメラマンによる撮影ができるのでちゃんとした写真が撮れるのが嬉しい。もちろん、そのドサクサ紛れには、プロがプロのカメラで撮った写真を記念写真として売っているのもあるから、それを買ってしまう人は買っても良いと思う。お土産屋にはたくさんのガンダムに関するグッヅが売られているのだが、ここでは、このガンダム展示のところでしか変えないレアなガンプラを買うのも良いだろうと思う。ただし、がさばるので持って帰るのが面倒くさい。自分はガンプラに嵌まっているわけではないのだが、友達にもガンプラに嵌まっているのがいるので、そいつにお土産として買ってあげた。あとは、芸能人でガンプラ好きな人たちが自分達で作ったオリジナルデザインのガンダムシリーズのプラモが展示されていた。

あと、イベントとしてガンダムがいかにもこれから活躍する寸前みたいなショーが夜になると始まる。別にガンダムが動くとかはないのだが、ガンダムから水蒸気が立ち上がり、いかにも戦いで熱を使ったという演出だ。こういう演出は、シンガポールのセントーサで行われていた、巨大マーライオン像の目の玉からビームが出るショーのほうがよっぽど凄いと思う。持っているサーベルが動くようなこともあれば良いのだが、それさえもない。ただ、頭部の部分は操縦者が座るところであるが、そこに乗り込むためのハッチが開くところは本当に開く。それくらいが動きだろう。


リアルグレード・ガンダム
URL : http://www.gundam-shizuoka.jp/
実施期間:2010年7月24日(土)~2011年1月10日(月・祝)
開催時間:10:00~18:00
     ただし、2010年12/1~2011年1/10までの土・日・祝、12/31 10:00~20:00

茶町 KINZABURO

静岡市には、その名もズバリ「茶町」という町がある。名前の通り、その町にはお茶の問屋がずらっと軒を連ねており、おそらく日本一匂いが良い場所だと思う。そんなに観光客が多い場所ではないところなので、実はいまのところ穴場だと勝手に思っている。が、それもまともに一般の客が来るような店がないだけだから、一般人があまり足を踏み入れない場所なのではないかと思っている。確かに、お茶の問屋ばかりが並んでいるために、お茶を100kg単位で買い入れするような人たちは多くないのは当然だろう。ちょっと見上げれば、誰もが知っている伊藤園の大きな問屋があったりするから面白い。

そんな茶町のなかでも一般人がたくさんやってきて、いつも満員という場所がある。それは前田金三郎商店がやっている「茶町KINZABURO」である。お店の構えはお茶問屋の中でも異質の洋風建築になっており、2階建ての戸建である。1階はお茶とお茶菓子になるものを売っており、2階は誰でも気軽に入れる喫茶スペースになっている。

そもそもこの店、お茶好きな人にとっては知られている場所である。それはTVチャンピオンの初代お茶通王で日本屈指の茶師である前田冨佐男さんが実際に販売している店なのだからだ。お茶菓子も、お茶をやる人が好むような和菓子ばかりではなく、ワッフルやブリュレなど、どちらかというと珈琲や紅茶にあうような茶菓子を提供しているところが、女性の心をひきつけるようなものなのだろう。さらに言うと、この店の2階の喫茶スペースだが、飲み物は無料なのである。数種類の無料のお茶が実は用意されていて、好きなだけ飲んでくれということ。そこで気に入ったようなお茶があるのであれば、1階で買ってくれればいいという、かなり太っ腹な店なのである。椅子とテーブルのスタイルと、和室形式でのんびりできるスタイルの2種類が用意されており、なかなかのんびりできる。聞くところ、朝からここの和式のほうで勉強をしている地元の高校生がいるとのこと。そりゃぁ、飲み物無料で朝からいても文句がないといわれたら、マックのような喧しいところに行かなくてもいいんだから、とても便利だと思う。TVチャンピオンで紹介されているだけあって、ブレンドされている無料のお茶はおもしろいものが多かった。ただ、これはちょっと苦手だなというようなお茶もあるが、それは日によって変わっているので、どういうものだったかはここでは記載しない。ただ、感想から言うと、これは正直便所の芳香剤のような匂いがすると思ったお茶があったのは事実である。そういう匂いが趣味の人もいるだろうから、あまり言及しないでおこう。

ここではお土産として、「望」というブレンドのお茶を100gだけ購入して帰った。
茶町・KINZABURO
URL : http://kinzaburo.com/
住所:〒420-0018 静岡市葵区土太夫町27 茶町通り
電話:054-252-2476
FAX:054-251-5258
営業時間:9:30~18:00
定休日:日曜日

由比漁港と桜えび

毎年11月末から12月初旬に掛けて、先輩のご実家にお邪魔して、みかん狩りにいくことにしている。静岡駅まで新幹線で移動して、そこで合流して、先輩の家までちょっとしたドライブ。もう毎年その家に行っているので、ほとんど自分の家のように居ついてしまった気もする。そして、すぐにみかん狩りができる場所に移動するのではなく、昼ごはんを食べてから移動するのが、大体の定番になってきている。だいたい毎回は、清水にある美味しいすし屋「末廣鮨」に行く事にしている。しかし、冬になるこの時期では、絶対駿河湾で採れた桜海老が一番美味い。それを狙って、実際には桜海老を主食にしている鯖の寿司を食べにいくというのもありだったが、それよりも、もっとダイナミックに桜海老を食べたいなとおもっていたので、由比漁港に併設されている食堂にいくことにしようと今年は計画した。

由比漁港は、桜海老を採るためだけの船が、都内の狭い駐車場よりも隙間無く停泊しており、1隻が出帆しようとした場合には、どうやってこの狭苦しいところから脱出するんだろうというようなくらいめちゃくちゃ停泊していた。葉山のヨットハーバーなんか、たいしたこと無いものである。そんな由比漁港の目の前に立っているのが「浜のかきあげや」という名前の簡易店舗のような形式になっている店である。お昼時になると、静岡県内だけではなく、他県から車で乗り付けてくるひとたちがたくさんいるらしく、昼に来ては絶対ダメで、それより早い時間に行かないと駐車場スペースが無いし、めちゃくちゃ並ぶという話を聞いていたので、静岡に到着してすぐにこの由比漁港のところに来ることにした。駐車場も、大型店舗の巨大スペースを持つ駐車場だったら問題ないのだろうが、ここは漁港であり、車は船を乗る人が簡易的に停める程度の狭いスペースしかないのである。そこにたくさんの車がやってくるのであれば、もう週末は大変なことになるのは想像に難くない。
ここで食べたのは、桜えびの釜揚げとしらすの釜揚げをふんだんに使用した「由比どんぶり」とこれまた贅沢にもほとんど桜えびだけじゃないかーというくらい、桜えびを使っている「かき揚げ」を食べてみた。
半分が生の桜えびで、半分が釜揚げしたしらすという、駿河湾がそのまま丼に入ったようなもんの贅沢な丼を食べてみるのだが、これがまためちゃくちゃ美味い。しらすは、比較的身近なもんなのだが、桜えびを単独で食べることはあんまりないので、これをこれでもかーというくらい贅沢に載せていて、これだけで700円なんていうのはめちゃくちゃ安い。きっと都内のすし屋で食べたら4000円くらいするんじゃないのだろうかと思う。そりゃぁ、目の前で採れてそのまま食材として使っているのであれば、美味いし新鮮だし値段が安くなるのは当然だろう。交通費を払えば高くなるのは当然だが、あの新鮮さはやっぱり現地に行かないと食べられないものだと思うので、金払ってでも現地に出向く価値はかなり有ったと思う。

さらに掻き揚げだが、通常のかきあげだと、衣が多くて中身の具材は適当というものだが、これは衣かな?というようなところまでほとんど桜えびであり、衣はえびとえびを単純に繋げる程度のものしか付いていないというようなもので、それもサクサクと揚げている硬さ味わいは、ちょっと贅沢な「おまけ」を載せたようなものだと思う。うちの社員食堂にも毎日でも欲しいところだが、食堂のご飯はそれほど美味いものではないので、それにはやっぱりご飯のおかずとして合わないと思う。

いいことばかりがこの由比漁港にあると思っていたのだが、唯一許せないことがある。それは、駐車スペースへ誘導するバイトの警備員の態度である。ほとんど仕事をしていない。おまえは車を運転したことが無いだろうというようなくらい、適当に誘導をしている。あんなことをしているようであれば、きっと車の1台や2台くらいは海に落とすようなことをしているかもしれない。あのボケ誘導員をどうにかしてくれたら、由比漁港は満点だとおもう。

浜のかきあげや(由比漁港協同組合)
URL : http://www.jf-net.ne.jp/soyuikougyokyo/p_kakiageya.html
営業時間:午前10時~午後3時
定休日:月曜日・祝日の翌日・年末年始
    桜えび休漁期間中は金・土・日の営業
TEL:054-376-000