2010/02/20

うどんちゅるちゅる(Podcast)

題名から最初はだまされた!ともちろん思った。こんな題名を付けたら、絶対「うどん」に関する薀蓄やおいしい店の情報を放送するものだと思うではないか。ところが、題名と内容は全く異なっていて、うどんのことなんか全く出て気やしない。むしろ、コーナーとコーナーの間に入るジングルや、番組の最初と最後に入るジングルに、「うどん・ちゅるちゅるっ♪」というような音声が入る程度だ。

じゃ、内容は一体何をしているのかというと、マックやアップル製品に関する総合的なマニア向け番組だといえよう。だから、マックやアップルに関する製品に全く興味がなければ、全く番組を聞く意味がない。昔なら、こんだけウィンドウズ社会になっているのにも関わらず、マックを使う奴等なんて、奇特な人か他人と違うことをしたいと思っている人か、自称芸術家と思っている人たちだろうと思われていた。だが、ここに来て、アップルに対する接し方がまるっきり変わってきたことだろう。それはなんといっても、iPod。これはアップルにはとても強力なツールになった。特に、iPhone と iPod touch の影響はかなり大きいと思
う。

だから、以前だったらこんな番組を流したとしても、かなーり限られたユーザにのみ放送しているようなものになるとおもう。が、もうこれだけiPhone/iPod touchを保有している人たちがたくさんいて、それも老若男女問わずに持っているのをみると、アップル及びマックに関わる放送も、一般素人でも当然聞きたく
なると思う。

しゃべっている人たちは、相当アップル信者な人たちであるため、かなりアップルの動向とマックおよびマックの付随品に関してよく知っている。おそらくアップルに関わるライターなのだろうと思う。もちろんアップルのことだけではなく、技術的なことについてもよく知っているのはすばらしい。登場人物は1人であるわけではなく、6人の人があーでもない、こーでもないと言いながら、話題のことを議論しているやりとりが面白い。主に関西出身の人が多いからなのだろうと思うのだが、そのためか、言葉の掛け合いが非常に面白い。その絶妙な突っ込み、最高!と思うときが結構多い。

技術のことは良く知らなくても、最近は、iPod と iPad に関わることが話題として多いので、マックよりもどちらかというと一般人にも身近なものになっているから、内容はわかりやすいと思う。笑ったのが、ここしばらく話題沸騰になっていたiPadの買う・買わないという論争については、「うーむ・・買うやろうなー」と全員がほとんど肯定的になっていたことが面白い。さすがアップル信者たちだ。ウィンドウズユーザであると、そこまでのめりこむことはないだろうと思う。

あと、ライターならではなのだろうが、話題の切り口がとても巧いと思った。あるときは技術面から、あるときはユーザインタフェースの面から、あるときは、材料の問題から、あるときは周辺機器との接続性からと、本当に恐れ入る。発散しそうな話題に関しても、なんとなく収束するようになっているのがすごい。

内容も面白いのだが、ポッドキャストの音質がとても良いことに驚かされる。内容は面白くても、音が小さすぎて何を言っているのか聞こえにくいなんていう番組は結構多いし、ポッドキャストだからといって、普通のラジオ番組より適当に作られているというのがわかりやすいのもあるのだが、それなんか勉強してほいと思うくらい音質が良い。最初は登場人物6人が全員同じ場所にいて放送しているのかとおもっていのだが、最近になって、そのうちの2~3人は別ロケーシンにいて、Skypeあたりを使って、本部拠点とテレビ電話にして話題に参加していると思われる点が結構見られるようになった。それでも全員が同じ場所にいるように聞こえるのは、音声編集の技術が高いからなのだろう。

やっぱりメイン司会者の役割になっている「しょうちゃん」の声は、一度聞くと忘れられないと思う。なんとなく笑福亭仁鶴のような声をしているのだ。しゃべるテンポも同じ。一体どんな顔をしているひとたちなのだろうと、興味はわいてくる。出演メンバのそれぞれのTwitterは、「うどんちゅるちゅる」の公式サイトからもアクセスできるので、是非、どんな脳みその構造をしているひとたちなのだろうかというのを垣間見てみたらどうだろうか。

「うどん」を食べているのと放送回数を引っ掛けて、通常「第○回」となるところを「第○杯目」としているところも面白い。センスが良い。毎週1回更新されているので、是非また早く来週にならないかと待ちわびている。


うどんちゅるちゅる
URL : http://www.voiceblog.jp/udochuru/

ノースウェストからデルタへ

ノースウェスト航空が完全にデルタ航空に吸収されたことで、独自で持っていたウェブサイトも、とうとうデルタ航空の中に吸収された。そして、暫定的ではあるが、ノースウェスト航空がデルタ航空と合併し、その事務処理が進んでいるというニュースが日々高まってくるときに、たまたま乗ったのがチャイナエアライ
ンで、ノースウェスト航空の時代にチャイナエアラインは、ノースウェストのカードでも貯められていたが、デルタになった途端に貯められるのはわかってはいるが、デルタのカードがないし、デルタで有効になるためのマイレージの番号が変わるというのも聞いていたが、その番号を知らないので、空港職員が旧カードを見た際に、本当に処理をしてくれるんだろうかと心配になったこともあった。が、1ヶ月後くらいに、ちゃんとマイレージが加算されていたことがわかり安心した。

だいぶ経ってから、デルタの新しいカードがやってきて、ほっとした。が、なぜかカードが2種類違う時期にやってきた。最初に送られてきたのが、たぶん「仮運用」のためのカードなのだろうとおもうのだが、本運用のために送られてきたカードとどこがどう違うんだろう?と疑問に思ってしまった。

ノースウェストも頻繁にキャンペーンを実施していたが、デルタでも同じように頻繁に日本語版と英語版を使ってキャンペーンを実施している。旧ノースウェストのキャンペーンで一番良いなと思ったのは、日本国内の路線をどれに乗っても、なぜかノースウェストのマイルとして1回の登場あたり500マイルもらえるというキャンペーンがあったことだ。ところがデルタ航空の公式サイトを見てみると、どこを探しても見つからない。ノースウェストのときには、すごく解りやすいところにあったということもあるので、今回のデルタにおいても同じところに観やすい場所においてあるのだろうと思っていたら、とんでもないところにリンク先が貼られていた。

やっと見つけたのが下記のところである。

申請用紙は こちら

アドレス→ http://www.delta.com/pdfs/JAPAN500_09form.pdf

これ、日本の国内線をたまに使うユーザだったら、絶対お得なキャンペーンだと思う。ただでさえ、デルタやノースウェスト自体をそんなに乗る機会がなく、さらにこれらの会社は、なにもしなければ2年間で失効してしまうマイルを、期間内に1マイルでも加算したら、最後に加算してから2年間はマイルは失効しないのである。それで、国内線にのって、たまに500マイルを加算申請しておけば、ほぼ永久にマイルは溜まったままになるからだ。これは便利この上ない。これまでもノースウェストに乗らなくても、この手段で普通会員ギリギリの10回分、5000マイル分を毎年加算していた。

しかし、このキャンペーンも今年の3月31日分の搭乗までしか該当しないのだろうと想像できる。デルタがこのままキャンペーンを存続させるとはとても思わない。なにしろ、JALに関してアメリカンと融資するという点で論争になり、最終的にはJALがアメリカン側にくっついたという経緯があるから、JAL取り込みのためにキャンペーンを打つ必要はないと思うことだろう。ANAに関しては、既にユナイテッドのグループに属しているから、あまり重視しているわけじゃないだろう。

デルタ航空 : http://www.delta.com